Web Director’s Talk|ChatGPTにも広告が出る時代へ。中小企業の集客はGoogle検索だけ考えていればいい?

こんにちは。ドットワンWebディレクターの舘野です。

何か商品やサービスを探すとき、みなさんは何を使っていますか?

少し前までなら、

「まずGoogleで検索する」

という方がほとんどだったと思います。

たとえば、

「立川 ホームページ制作」
「昭島 税理士」
「近くの歯医者」

と検索する。

そこに表示された広告や検索結果から会社を知って、ホームページを見る。

企業のWeb集客も、長い間この流れを前提に考えられてきました。

ところが最近、この「会社を探す入口」そのものが少しずつ変わってきています。

ChatGPTに、

「この条件に合うサービスを探して」「○○をお願いできる会社は?」

と相談する人も増えてきました。

そんな中、OpenAIは9月16日、ChatGPTにおける広告の新しい取り組みを発表しました。

個人的に面白いと思ったのが、

広告を表示するだけではなく、その商品やサービスについてAIとそのまま会話できる

という仕組みです。

今回はこのニュースから、これからの中小企業のWeb集客について考えてみたいと思います。


ChatGPTにも広告が出るの?

ChatGPTというと、

「AIに質問するサービス」

というイメージが強いと思います。

そこに今、広告という新しい仕組みが入り始めています。

OpenAIは今回、「Sponsored Agents」という広告体験のテストを発表しました。

少し難しい名前ですが、考え方はシンプルです。

たとえば、ChatGPTを使っている人がある商品に興味を持ったとします。

これまでの広告なら、

広告を見る

クリックする

企業のホームページへ移動する

商品について調べる

という流れが一般的でした。

今回発表された仕組みでは、広告をきっかけにして、

「この商品、自分にも合う?」

「このサービスでは何ができる?」

といった質問を、その場でAIに聞けるようにすることが想定されています。

つまり、

「広告を見る」から「広告についてAIと会話する」へ。

広告の形そのものが変わり始めています。


これまでのWeb集客と何が違う?

ここが今回、個人的に一番気になったところです。

これまでのWeb集客では、

Googleで検索する

広告や検索結果を見る

ホームページを見る

比較する

問い合わせる

という流れを考えることが多くありました。

そのため企業側も、

「Googleで上位に表示されるにはどうするか」
「広告からどのページへ誘導するか」
「ホームページからどう問い合わせにつなげるか」

といったことを考えてきました。

もちろん、これはこれからも大切です。

ただ、AIを使って情報を探す人が増えてくると、もう一つの流れが出てきます。

ChatGPTに相談する

AIから商品や会社を知る

その場で詳しく質問する

比較・検討する

必要に応じてホームページを見る

という流れです。

つまり、

「ホームページを見てから検討する」のではなく、「AIと相談したあとにホームページを見る」

という人も増えていくかもしれません。


ホームページを見ない人も増える?

こう考えると、

「じゃあ、ホームページっていらなくなるの?」

と思う方もいるかもしれません。

僕は、むしろ逆だと思っています。

AIで会社を知ったとしても、

「この会社って本当に大丈夫?」
「どんな会社なんだろう?」
「実際の事例を見てみたい」
「問い合わせる前にもう少し詳しく知りたい」

となったとき、最終的に確認する場所の一つがホームページです。

  • 会社概要。
  • サービス内容。
  • 料金。
  • 制作事例や導入事例。
  • お客様の声。
  • スタッフや代表者の考え。

こうした情報がきちんと掲載されていることは、AI時代になっても大切だと思います。

むしろ、

「AIで会社を知る → ホームページで会社を確認する」

という役割が、今後さらに重要になる可能性もあります。


AIにも会社のことを分かってもらう必要がある?

もう一つ考えたいのがここです。

人がGoogleで検索するときは、検索結果に表示されたタイトルを見てホームページへアクセスします。

一方、AIに相談する場合は、AI自身がWeb上にあるさまざまな情報をもとに回答するケースがあります。

そうなると、

「会社名は書いてあるけど、何をしている会社なのか分からない」
「サービス内容が古いまま」
「料金や対応エリアがどこにも書かれていない」
「実績がほとんど掲載されていない」

というホームページでは、人だけでなくAIにとっても会社のことを理解しにくくなります。

以前このWeb Director’s Talkでも、Google検索のAI化について取り上げました。

そのときも書きましたが、AI検索だからといって、特別な裏技だけを考える必要はないと思っています。

それよりも、

「自分たちは何の会社なのか」

「誰に、どんなサービスを提供しているのか」

「他社と何が違うのか」

といった情報を、ホームページ上できちんと伝える。

これは、人にとってもAIにとっても大切になってきそうです。


Google広告がなくなるわけではない

ここも誤解しないようにしたいところです。

今回ChatGPTに新しい広告の仕組みが登場したからといって、

「もうGoogle広告はいらない」
「SEOはやらなくていい」

という話ではありません。

  • Google検索を使う人もいます。
  • Googleマップで探す人もいます。
  • Instagramで会社を知る人もいます。
  • ChatGPTなどのAIに相談する人もいます。

お客様が会社を知る入口が、

一つから、どんどん増えている。

と考えた方が近いと思います。

だからこそ、

「Googleだけ」
「Instagramだけ」
「ホームページだけ」

と一つの方法だけを見るのではなく、

お客様がどこで会社を知って、どこで比較して、どこで問い合わせるのか。

全体の流れを考えることが、これまで以上に大切になってきそうです。


ChatGPT広告を今すぐ始めた方がいい?

ここまで読むと、

「じゃあ、うちもChatGPTに広告を出した方がいい?」

と思う方もいるかもしれません。

ただ、現時点ではそういう話ではありません。

今回発表されたSponsored Agentsは、まず米国の一部広告主を対象としたテストです。

日本の中小企業が、Google広告と同じように今日から普通に出稿できる広告サービスという段階ではありません。

なので今すぐ、

「ChatGPT広告を始めなければ」

と焦る必要はないと思います。

それよりも今回のニュースから考えたいのは、

「お客様が会社を探す方法が変わってきている」

ということです。


どこから見つけられても「この会社に相談したい」と思ってもらえるか

これから先、どのサービスが主流になるかは分かりません。

  • Google検索かもしれません。
  • SNSかもしれません。
  • ChatGPTのようなAIかもしれません。

おそらく、どれか一つになるのではなく、いろいろな入口が使われていくのだと思います。

だからこそ企業側で大切なのは、

「どこから見つけられても、最終的にこの会社に相談してみたいと思ってもらえる状態を作っておくこと」

ではないでしょうか。

  • ホームページに会社の情報をきちんと載せる。
  • サービス内容を分かりやすくする。
  • 実績を更新する。
  • お客様が知りたい情報を増やす。
  • 問い合わせしやすい導線を作る。

こうした基本的なWebサイトの整備は、AI時代になっても変わらず重要だと思います。

むしろ、入口が増えるほど、その受け皿になるホームページの役割も変わっていくのかもしれません。


これからのWeb集客も一緒に考えていきます

ドットワンでは、ホームページを「作ること」だけではなく、

誰に見てもらいたいのか。

どこからホームページへ来てもらうのか。

何を伝えれば問い合わせにつながるのか。

といったところから、ホームページ制作やWeb集客を考えています。

「ホームページはあるけど、なかなか問い合わせにつながらない」
「SEOや広告、AI検索など、何から考えればいいか分からない」
「これからホームページを作り直したい」

といった段階でも、お気軽にご相談ください。

AIによってお客様が会社を探す方法が変わっても、

「自社のことをきちんと伝える」

というホームページの基本は、これからも大切にしていきたいと思います。


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