「AIでホームページが作れる」って聞いたことありませんか?
こんにちは、Webディレクターの舘野です。
最近、「AIに頼めばホームページが自動で作れる」というサービスやツールをよく見かけるようになりました。実際に試してみた方、検討している方もいるかもしれません。
「じゃあもう制作会社に頼まなくてもいいのでは?」と思う方もいらっしゃると思います。
今回は、AIによるホームページ制作の
“できること”と”限界”を、正直にお伝えします!
AIが得意なこと
たたき台を、驚くほど速く作れる
デザインの構成案、見出しやコピーの初稿、簡単なコーディングなど、「ゼロから何かを作り始める」部分は、AIが非常に得意とするところです。
以前なら数日かかっていた作業が、数時間、場合によっては数分で形になることもあります。
シンプル(簡単)なページなら十分に対応できる
会社概要ページやシンプルな一枚もののLPなど、構成がある程度パターン化されているページであれば、AIだけでもそれなりに見栄えのするものが仕上がります。
「とりあえず何か形にしたい」という段階では、十分に選択肢になり得ます。
AIだけでは難しいこと
「その会社らしさ」を汲み取ること
AIは渡された情報の中でしか判断できません。会社の雰囲気、大切にしている想い、ターゲットとなるお客様が本当に求めていることは、丁寧なヒアリングなしには反映されません。
テンプレートっぽさが抜けきらない、というのはよくある悩みです。
(「あ、これAIでつくったホームページだな」というのは意外とすぐ分かります!)
成果につながる「戦略」の部分
見た目が整ったホームページと、実際に問い合わせや売上につながるホームページは、必ずしもイコールではありません。ページ構成の順番、導線設計、SEOへの配慮など、「なぜそうするのか」という戦略部分は、業種や競合状況を踏まえた判断が必要で、AI任せにするには限界があります。
公開後の運用・改善
ホームページは作って終わりではなく、公開してからが本番とも言えます。アクセス状況を見ながら改善を重ねていく作業は、AIの出力をそのまま使うだけでは対応しきれない部分です。
実際にAIだけで作ってみた
百聞は一見にしかず、ということで、実際にAIにホームページを作らせてみました。
小さなコーヒースタンドを想定したサンプルページです。
一杯のコーヒーに、
今日のひと息を。
豆の香りとゆるやかな時間を大切にする、街角の小さなコーヒースタンドです。焙煎したての豆を、その日ごとに丁寧に淹れています。
メニューを見る営業時間
平日 8:00–18:00
土日祝 9:00–17:00
水曜定休
アクセス
◯◯県◯◯市◯◯町 1-2-3
◯◯駅より徒歩5分
使用したAI
Claude(Claude Sonnet 5) を使用しました。
作成にかかった時間
3~5分程度
使用したプロンプト
実際に使用したプロンプトはこちらです。
小さなコーヒースタンドの1ページ完結型ホームページを作ってください。
条件:
・店名は「Roast Note」
・ヘッダー(ロゴ+ナビ)/ヒーロー/メニュー3点/営業時間・アクセス/フッターの構成
・世界観は「街角の小さな店、丁寧な暮らし」を意識したトーン
・よくあるAI生成っぽい配色(クリーム×テラコッタ、黒×蛍光色など)は避け、
独自性のある配色・タイポグラフィにしてほしい
・レスポンシブ対応、1ファイルのHTML(CSS込み)で
このように「何を」「どんな条件で」「何を避けたいか」まで具体的に伝えることで、テンプレートっぽさを抑えた仕上がりになりました。
ちなみにこのプロンプトの書き方自体、前回の記事でご紹介した「上手にAIを使う方法」を実践したものです。
この時点でのAIの限界
この見た目までは数分で完成しました。
ただし、これはあくまで「たたき台」です。実際に公開するとなると、
- 本物の店舗情報・写真への差し替え
- 問い合わせフォームや地図の実装
- 表示速度やSEO面の最適化
- ブランドとしての一貫性のチェック
といった、公開前後の”仕上げ”の工程が別途必要になります。
AIが作ってくれるのは、あくまで「良いスタート地点」までだと捉えておくのが実用的です!
結局、どう付き合うのがいいのか
AIは「たたき台を速く作る」ことに関しては、とても頼れる存在です。
一方で、「その会社ならではの魅力を伝える」「成果につなげる」という部分は、まだまだ人の経験や判断が欠かせません。
私たちも、日々の制作の中でAIを積極的に取り入れながら、スピードと質のバランスを意識しています。AIでたたき台を作り、そこに人の目と経験を加えて仕上げる——このハイブリッドな進め方が、今のところ一番現実的な使い方だと感じています。
「AIも活用しつつ、ちゃんと成果につながるホームページを作りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

042-519-6960

